肉迫 ブラディ・ドール(3)

北方謙三 著 肉迫 ブラディ・ドール(3)

 

 プラディ・ドール・シリーズの第三作です。第一作、第二作ほど面白くない。

 

 プラディ・ドールを経営している「川中良一」がこれまでの主人公ですが、本作では主人公が「秋山」に変わります。

 秋山はフロリダでホテルを経営していたが、妻を殺されて、娘「安見」をつれて日本に帰ってきた。海沿いの川中が所有している土地に隣接した所を借用した。

 ところが、この土地を狙っている男がいた。執拗に土地を譲るように嫌がらせを始めた。ーーーーー

 

 

 

  

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誤断

堂場瞬一 著 誤断

 

 製薬会社の副作用隠蔽の話です。著者の小説としてはあまり面白くない。

 

 「槙田孝弘」は、製薬会社に勤めている。入社以来ずっと総務畑で、三年前から広報部である。

 広報部長の「野分」から「安藤」長原製薬副社長が呼んでいると言われる。部長と一緒に、槇原は初めて副社長室に入った。ファイルを渡され、社外秘だと言われた。このファイルを持って、札幌と大阪に行けと言われた。マスコミとは接触するなとも言われた。

 札幌の警察署を訪ね、副署長に面会する。列車への飛び込み自殺の件というと担当者の巡査部長を紹介された。

 長原製薬の薬(D07)の為に事故が起きたとされているかの確認であった。自殺と結論づけられていた。

 大阪の警察署でも、同様の鉄道事故について問い合わせた。事故と結論づけられていた。

 安城副社長から千葉工場に行くように命じられた。

 

 こうして、槇原は隠蔽工作に加担していく。-------

 

 

  

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ノーマンズランド

誉田哲也 著 ノーマンズランド

 

 姫川玲子 シリーズの最新刊です。面白いです。

 小説宝石 2016年12月号~2017年8月号 に連載されていました。

 「姫川玲子」の周りで、関係者が死んでゆく。前巻の終わりで、「勝俣健作」警部補から『お前は死神だ。』といわれた。

 林統括主任が殉職したため、後任に、姫川玲子の天敵である「日下 守」警部補が統括主任になる。

 青戸のマンションで若い女性の他殺死体が発見され、姫川玲子は葛飾署に立てられた特捜に入ることになる。

 帳場には隣接する亀有署から応援に加わったかっての部下「湯田康平」がいた。 

 捜査が開始されて早々、現場に残された指紋のひとつが、傷害で前科一犯の「大村敏彦」のものと一致した。身柄を抑えるべく、大村の住み処に向かった姫川玲子たちだったが、大村はすでに本所署で逮捕・留置されているという連絡が入る。

 一方、ガンテツこと勝俣は、捜査一課の通常業務を離れ、単独行動に入っていた。民自等の代議士「鴨志田勝」から頼まれた、とある厄介事の後処理をするためである。-------。

 

 

  

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星星の火

福田和代 著 星星の火

 

 刑事物です。

 

 「上月千里」は、警視庁生活安全部保安課の班長だ。警視庁の官舎の隣人「城 正臣」は、警視庁通訳センターの中国語を専門とする通訳だ。

 池袋の雑居ビルに違法パチスロ店があり、オーナー「高永世」はパスポートを偽造して入国しているとタレこみがあった。今朝はこの手入れである。

 この際高は拳銃を発射して、上月の額をかすめた。指紋を照合した結果、高は偽名で「李済深」といい、警視庁のデーターベースに一致した。

 上月と城は、李の拳銃入手先を調べるうちに大変なことが発生する。-----  

 

 

 

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雨に泣いている

真山 仁 著 雨に泣いている。

 

 筆者は元新聞記者である。

 本書は、フィクションですと断っているが、ノンフィクションのようである。

 

 新聞記者の「大嶽」は、入社一年目の時に阪神・淡路大地震の取材・記事で大きな問題を起こした。

 そして、東京で東日本大震災にあう。そして志願して仙台に行く。現地キャップである。-----

  

 

 

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逸脱 (捜査一課・澤村慶司-1-)

堂場瞬一 著 逸脱 (捜査一課・澤村慶司-1-)

 

 大変面白かったです。シリーズ物です。

 

 捜査一課「澤村慶司」は、三件目の殺人死体が遺棄されている現場にいた。特徴は首筋まで埋まった短いナイフである。

 本部の一課強行犯は四班中三班が出動中である。人手が足りず、所轄に加えていろんな部署から応援が招集されている。

 最初に事件から一カ月 ーーーー 一カ月の間に同様の殺しが三件。異常事態だ。しかも十年前の未解決事件を模倣した連続殺人だ。

 コンビを組むのは、中出署生活安全課の「永沢初美」である。上司は、「西浦管理官」、「谷口課長」である。

 澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。

 澤村は、西浦管理官とは激しく衝突し孤立を深める。

 そんなさなかに、四人目の犠牲者が出た。

 被害者に共通点を追うと、意外な人物が浮かびあがる。-----』          

 

 

 

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カラヴィンカ

遠田潤子 著 カラヴィンカ

 

 面白かったです。カラヴィンカとは、迦陵頻伽のことで、上半身が人で、下半身が鳥の生物。

 訳者あとがきにありましたが、『辛く耐えられないような出来事が描かれていても、先が気になって、背後に隠されていることが知りたくてどんどん読まされたしまう』そういう小説です。遠田潤子はそういう作家らしい。

 

 裏表紙より

 『歌詞のない旋律を母音のみでうたう「ヴォカリーズ」の歌手として絶大な人気を誇る「実菓子」。

 彼女の自伝のインタビューの相手として選ばれたのは、売れないギタリストの「青鹿多聞」だった。

 なぜ実菓子は、多聞を指名したのかーーーーー2人は幼い頃同じ家で育ち、実菓子の夫は、多聞の亡兄「不動」であり、実菓子の前夫は多聞と不動の父親であった。

 インタビューが進むにつれ、明らかになっていく、おぞましく哀しい出来事。

 その真実が解き明かされた時、新たな事件が起き、新たな事実が、次々と明らかになる。ーーーーー。』         

  

 

 

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