冬の狩人

大沢在昌 著 冬の狩人

 

 久しぶりの書評です。大変面白かったです。一気に読みました。

 

 このシリーズ、5作目です。

 

 新宿警察署の「佐江」は、前作の事件後、アメリカに研修で送られ、帰国後、辞職願いを提出していた。上役は、休職扱いとした。

 佐江はぶらぶらと新宿を歩いていた。その佐江を二人組が何日かつけ回していた。そのうちの一人を捕まえ、なぜ尾行するのか詰問していた。その二人は、H県警の捜査一課の刑事であった。名前は「川村芳樹」、「石井」である。

 H県で、3年前に「冬湖桜」にて、市長、弁護士、建設会社社長、が殺害され、モチムネ副社長が意識不明のままである。同じ拳銃で撃たれた。その時現場から姿を消した弁護士秘書「阿部佳奈」が行方不明のままである。

 その阿部佳奈から、県警のホームページに『事件の詳細についてお話ししたい』とメールがあった。『ただし、新宿署の佐江警部補の保護下で』という条件がついていた。

 

 こうして、佐江は事件に巻き込まれていく。

 

 

 

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