暗約領域 新宿鮫Ⅺ

大沢在昌 著 暗約領域 新宿鮫

 

 書評も書くのは久しぶりです。

 コロナ自粛中は、テニスコート休み、音楽会は中止、レストランも休業、図書館さえも休館(本を読むしかすることがないのに)で、もっぱら電子本で読書していました。

もっとも、本書は休館明けの図書館から借りた本です。

 

 新宿鮫も、11巻目ですね。単行本で700ページを超える大作です。

面白かったです。前作の終わりのほうほとんど覚えていなくて(8年前)、再度読むつもりです。

 

 前作の終わりで、「鮫島」は「晶」との関係を絶ち、上司「桃井」の殉職により失っている。

 密売人から密告があった。北新宿のマンションの一室で卸しの仕分けと売人の取引が行われている。鑑識の「藪」に依頼して監視カメラを取り付けた。

 翌日、監視カメラの映像を確認して見ると、サプレッサーをつけた拳銃で人が撃たれているのが見つかった。

 死亡したのは、30~40代のアジア人男性で身元不明である。

 

 こうして捜査が始まる。

 

 鮫島は課長代理をしていたが、新任の上司「阿坂景子」警視が着任した。

「基本を守る。ルールを曲げない」が信念の上司だ。

 

 

 

 

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