マル暴甘糟(-1-) / マル暴総監(-2-)

今野 敏 著 マル暴甘糟(-1-) / マル暴総監(-2-)

 

 面白かった。

 

 「甘糟達夫」は、三十五歳の巡査部長だ。

 日田綾瀬署の刑事組織犯罪対策課に所属している。いわゆるマル暴刑事だ。身長は人並み、体格もよくない。童心で若く見られるマル暴らしくない。

 相棒は、いかにもマル暴らしい「群原虎蔵」である。

 甘糟は、『僕のこと、なめないでよね。』が口ぐせである。

 

 ある夜、多嘉原連合の構成員が撲殺されるという知らせが入る。臨場すると「東山」という構成員だった。

 群原は、  多嘉原連合の事務所へ行き、甘糟は、東山の兄貴分である「アキラ」に張り付くよう、群原に命じられる。

 甘糟は、駅南側のキャバクラにいた。アキラに甘糟は聞いた。『抗争がないか?』

アキラは、何のことか判らなかった。そこへアキラに電話が架かってきて、『あんたは知っていたな?』と言われ、アキラに引っ張られ組事務所に連れてゆかれる。-----

 

 

 

✰✰✰✰

===================================================================

===================================================================