五十嵐 貴久 著 愛してるって言えなくたって
面白かったです。筆者の典型的な作品です。
「門倉友宏」、「宏美」、「紗南」は三人家族である。
恒例になっている、日曜の午後、書店へ出かける。娘 紗南はキッズルームで遊ぶため、妻 宏美は、DVDをレンタルするため、門倉は本を探すためである。
門倉、39歳は、ビール会社の販売部門だけを独立させた子会社の営業二部三課の課長である。部下は二歳年上の「永島係長」、「小峠」主任、33歳、「渚」、31歳、「由木理水」、27歳、であと2名が退職し欠員となっている。
他部署からの移籍「織田真理」、29歳、と中途入社「加瀬」、28歳の二人が加わる。
織田真理は、国立大学理学部の院卒で、社内一スキルの高いスペシャリストで、販売戦略室長補佐を務めていて、数年以内に室長になるだろうと噂されていた。
加瀬は、有名私大出身で、大手商社のエネルギー部門でエリートであった。
門倉は、加瀬を ”どこか気になる” 、 ”放っておけない” 感じがして、一段と気を使った。
由木理水が加瀬を好きになる。
一方、織田真理は、門倉のことが好きで、門倉の下で働きたいから希望して移動してきているが判りややこしくなる。-----
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