上田秀人 著 分断( 百万石の留守居役-12-)
百万石の留守居役シリーズの第12巻目です。
上田秀人のシリーズでは、この講談社での作品が一番優れています。おそらく編集者が良いのではないでしょうか。
「瀬能数馬」は越前で騒動になった。それを助けるべ「本多長政」の娘で、数馬の妻「琴」が助けに駆け付けた。そのまま京へ行く予定であったが、義父長政より、至急金沢に帰れという伝言が届く。
長政に、将軍家からの召喚を受けたという。長政は、数馬に同行せよと言っている。
金沢では、長政は藩主「綱紀」と話をしていた。綱紀は、越前での手柄で、数馬に五百石加増させ、一千五百石にした。
こうして一戸は江戸を目指す。
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