維新始末 (-1-)

上田秀人 著 維新始末 (-1-)

 

 典型的な上田秀人の作品です。例によって、以前書いた事を何度も何度も繰り返し書いています。実質的な内容は、ごくわずかです。

 

 「榊扇太郎」が闕所奉行を退いてからそろそろ二十年がたつ。時は幕末である。

 榊扇太郎の妻は、「朱鷺」、そして三歳の息子がいる。

 

 勤王の志士と名乗り、浪人たちは江戸で無頼を働いて入る。その背後には薩摩藩がいた。

 

 この巻のおしまいでは、これらの勤王浪人に「天満屋孝吉」は殺されてしまう。

 

 そして、徳川幕府は終わってしまうのである。

 徳川家から、禄を失った榊扇太郎は、この先どの様に生きていくのか。

 

 

 

 

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