秋霜 ブラディ・ドール(4)

北方謙三 著 秋霜 ブラディ・ドール(4)

 

 ブラディ・ドール・シリーズの四作目です。1987年発行ですから、結構古いです。

 本書も主人公である「川中良一」の場面は少ないです。物語を締めくくる為に出てきます。初老の画家とその愛人が主に描かれています。

 

 裏表紙より

 『荒波を渡り、絶壁をよじ登って、男は女のもとへやってきた。『私がいる。お前には私がいる!』 ただその一言を伝えるためにーーー。

 絵を描いて、生きてきた。暴力には縁がない、と思ってきた。生命ひとつ分の弾丸よけにしかならないだろう。 

 だが、決めたのだ。生ある限りお前を護る! 人生の秋を迎えた画家がめぐり逢った若い女。過去も本名も知らないーーー何故追われるのかも。

 だが、女の瞳に真心を見たとき、男の何かが弾けた。海のような愛に包まれて、女の過去が融けてゆくーーーーー』   

 

 

この裏表紙なかなかの名文ですね。

 

 

✰✰✰✰

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