顔のない刑事

太田蘭三 著 顔のない刑事

 

 顔のない刑事のシリーズ第一作です。登山と殺人捜査を組み合わせた小説です。

 昭和54年(1979)刊行です。古いですね。

 小袖川付近で、女性の殺人死体が発見された。警視庁西青梅署の刑事課の刑事が捜査を開始した。

 被害女性のメモ風のノートが発見された。そこには、男性と性交渉のあった日、相手の名前やイニシャル、そして寸評と金額が記入されていた。

 一番最後の日付には、デカの「香月」と記載されていた。北多摩署の「香月功」部長刑事であった。

 香月は辞表を提出した。しかし香月は極めて優秀な刑事で、若手のホープであったため、上司たちは、慰留し、その辞表を預かっただけとし、休暇を与えた形にした。

 香月は、一人でその殺人事件の捜査を開始する。ーーーーー』    

 

     

 

  

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