月光のスティグマ

中山七里 著 月光のスティグマ

 

 大変面白い。

  

 「神川淳平」と一卵性双生児「八重樫麻衣」、「八重樫優衣」は、隣同士の幼馴染である。 

 淳平には二人の見分けはついたが、八重樫家の家族以外では誰にも見分けはつかなかった。

 六歳のとき、三人で近くの森で遊んでいた。そこに変質者が現れ、麻衣と優衣は、傷つけられる。その後、麻衣と優衣は、淳平に『もし傷が残ったら、責任を取ってよね。』、『 将来、淳平は二人のうちどちらかと結婚するの。』と言われる。

 小学校三年のとき、麻衣と優衣の父親が事故で死亡した。

 学年が進むにつれ、ふたりの美しさは際発つものになった。

 高校二年のとき、淳平は優衣の方に惹かれているのに気づく。優衣も同じであった。二人はその時、約束のキッスをする。

 平成七年一月十六日、夜十時、淳平は廃工場を通り過ぎようとしたとき、淳平の兄「省吾」が、麻衣にナイフで刺されるの見る。淳平は混乱してそのまま自宅に帰る。

 翌朝、あの地震が発生する。ーーーーー。』      

 

 単行本の表紙が、美女二人の絵でとっても良いですね。

 

 

 

  

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 淳平には二人の見分けはついたが、八重樫家の家族以外では誰もいなかった。