逆向誘拐

文 善 著 逆向誘拐

 

 筆者は、香港生まれで、カナダ移住である。

 もともとの原文がそうなのか、翻訳のせいか、文章は読みにくく、スムーズに進みません。

 

 訳者あとがきより

 『クリスマスも近くなったある冬の朝、国際投資銀行「A&B」で重職にある「ジョン・パーカー」ものとに、一通のメールが届きます。見知らぬアドレスから送られたメールは、A&Bが扱う機密文章を ”誘拐” した、と宣言し、ジョンに ”身代金” を要求していました。

 問題の文章は、大口の顧客であるソフトウエア開発会社「クインタス」の財務資料で、ジョンが率いるチームが扱っているものでした。彼はすぐにチームのメンバーを招集して緘口令を敷き、市警に勤める旧友に頼んで、なるべく表沙汰にならないうちに事件を収束させようとします。口止めを受けた中には、成り行きで巻き込まれた情報システム部の職員、「植嶝仁」の姿もありました。

 事件が進行するにつれ、予想を裏切る手を次々繰り出してくる犯人に、警察や社員たちは翻弄され続けることになります。

 その一方で、植嶝仁はこの風変わりな ”誘拐” 事件の行方が自分にも係わってくることに気づき、単独で調査をはじめます。

 

 

 

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