リサ・クレイパス 著 冬空に舞う堕天使
壁の花 四部作 Wallflower の第三巻目です。まずまずです。
原題は、”Devil in Winter" です。19世紀の英国が舞台です。
裏表紙より
『前作の終りで、「リリアン・ボウマン」を誘拐して結婚しようとした放蕩者で美貌の青年貴族「セントヴィンセント卿セバスチアン」のところへ、壁の花の一人でとっても内気で口数の少ない娘「エヴィー(エヴァンジェリン)・ジェナーは、ひそかに訪れ意外な提案をする。
『いますぐスコットランドへ発って、わたしと駆け落ち結婚をしてください』
エヴィーは、親友たちにもすべて打ち明けられないほどの危機に直面していた。交換条件を示して、セバスチアンに頼むしか逃れる方法はなかった。
誘拐未遂を起こすほど貧窮していたセバスチアンは、この取引にのることにした。いままでとまったく違う世界にいきてきた二人が、冬のスコットランドに旅立つ。
思いがけず感じあうセバスチアンの優しさ、エヴィーの美しさ、魅力。
そしてロンドンに戻った二人にはーーーーー。』
✰✰✰✰
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