葉室 麟 著 風のかたみ
本書は、面白いです。
表紙カバーの見返しより
『九州豊後・安見藩の女医である「桑山伊都子」は、目付方の「椎名吉左衛門」から藩重臣の佐野家一族の女たちを ”生かす” よう命じられる。
佐野家当主の「佐野了禅」と一族の男子は藩主に叛旗を翻し、ことごとく上意討ちとなっていた。
生き残った了禅の妻ら佐野家の女たちは白鷺屋敷に軽禁されており、伊都子は傷を負った者の治療も担っていた。
佐野家の嫁や女中のなかに懐妊している女子がいるらしく、安見藩お世継ぎ問題とも関わりがあるようだ。
やがて、死んだとされていた次男「千右衛門」が生きているとのうわさが流れ、白鷺屋敷に烏天狗の面を被った曲者が忍びこむが、何者かに殺されてしまう。面の下からあらわれたのはーーーーー。』
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