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シャープ崩壊

日本経済新聞社 編 シャープ崩壊

 

 本書の出版は、2016年2月17日である。序章に『シャープ再建はまだ出口が見えないが、日本を代表するイノベーションカンパニーとして復活を願っている』とあるが、現時点では大きく動き出して、鴻海の傘下に入っている。

 シャープがここまでになった要因は、本書では社内トップの権力争いであるとしている。具体的例を挙げて列記されている。

 電機業界の構造的問題点(三洋電機パナソニックに吸収されたり、そのパナソニックもおかしくなったり、東芝もおかしい。)には触れられていないのは残念だ。

 『気になった記述がある』。

1) ソニー東芝の幹部が一斉にシャープ批判を始めたことがある。シャープの堺工場が苦境に陥った際、ソニーが買い支えに動いた形跡はない。「シャープを手助けしようとする考えはなかった」とソニー幹部が振り返る。

2) 会社の評判は最悪

 「危機になったのは自業自得だ」「下請けいじめしてきた罰が当たったんだよ」「上から目線」で多くの取引先を敵に回してきた実態。シャープとだけは二度と取引をしないと言う下請けも少なくない。三洋電機の経営危機とは違い、地元ではシャープに対する同情論はほとんど広がっていなかった。

 

 

 

 

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