愛のかけらは菫色

ローラ・リー・ガーク 著 愛のかけらは菫色

 

 原題は、”Guilty Pleasures" です。面白く読みました。

 ”The Guilty Series" シリーズの第一巻です。

 ”The Guilty Series" シリーズのテーマは、愛と結婚、すなわち『女性は往々にして結婚は愛情とは切り離せないものと考えているが、男子はそれは真実ではないと考えている。』である。

 

 舞台は、1830年 ロンドン です。

 裏表紙より

 『自分の領地にある遺跡の発掘に情熱を燃やす、「トレモア公爵アントニー・コートランド」。修復師として働く「ダフネ・ウエイド」は、雇い主である公爵に密かに恋をしている。彼のために休みなく働き、認められるのが唯一の幸せだ。

 だがあるときアントニーがダフネのことを「竹節虫ナナフシ」で背景のようだと評するのを聞いた瞬間から、ふたりの立場は逆転した。仕事を辞めるというダフネを引き止めたアントニーは、やがて優秀な修正師としてしか捉えていなかった彼女の魅力に気がつく。

 そして雨の日、アントニーが見たのは味気ない眼鏡と作業エプロンを取り、雨の中で立ちつくすダフネの菫色の瞳の美しさだったーーーーー。

 去ろうとするダフネと引き止める公爵。二人の間に飛び散るのはーーーーー』

 

 

 

 

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