ジョージェット・ヘイヤー 著 素晴らしきソフィー
原題は、”The Grand Sophy" です。私は面白く読みました。
訳者あとがきより
『幼くして母を亡くした「ソフィー・スタントン・レイシー」は、外交官の父親とともにナポレオン戦争下のヨーロッパ大陸を転々とするという風変わりな少女時代を過ごし、射撃のみならず男も手を焼く悍馬を乗りこなす型破りながら、聡明で情の厚い二十歳の乙女です。
父親のブラジル出張のあいだロンドンの伯母の家に預けられたソフィーが、一家の抱える問題を持ち前の馬力と突飛なたくらみによって、つむじ風のようにまわりを巻きこみながら解決に導いていきます。
自由奔放なソフィーにとりわけきりきり舞いさせられるのが長男「チャールズ・リブンホール」で、ふたりはしょっちゅう衝突します。ふたりが交わす丁々発止のやりとりのおかしいこと。
ヒロイン、ヒーローのみならず、ほかの登場人物の当意即妙な会話も含めて、全編をつらぬくひねりの利いたユーモアは本編の魅力となっています。
ジョージェット・ヘイヤーの歴史ロマンス小説は、イギリスに於いて公立図書館から一日に数冊も借り出されているという統計があり、アメリカの公立図書館でも、表紙がぼろぼろになるまで読まれているそうです。』
<私が借り出した本はいずれも美本でしたし、市図書館の在庫は一冊にも関わらずすぐに借り出せました。>
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