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フレデリカの初恋

ジョージェット・ヘイヤー 著 フレデリカの初恋

 

 原題は、”Frederica"  です。リージェンシー物の大御所の作品です。

 私は大変面白く読みました。

 

 訳者あとがきより

 『時代設定は、1818年です。「ヴァーノン・ドーントリーことアルヴァストーク侯爵」は、姉の「ルイーズ」から緊急の呼び出しを受け、長女「ジェーン」のために、侯爵邸でデビューの舞踏会を催してくれと頼まれます。夫亡きあと五人の子どもを抱えて生活がたいへんなことをアピールする姉に、アルバストークはまたかとうんざり。ルイーズは無類のケチで、亡き夫の遺産で十分に暮らしができるというのに、何かにつけてお金を引きだそうと弟を呼びつけるのです。姉の頼みをきっぱり断ります。

 伯爵邸に戻った彼は、有能な秘書である「チャールズ・トレヴァー」から、謎の女性が残していったという手紙を渡されます。遠い親戚にあたるその女性、「ミス・メリヴェル」とは一面識もない彼は、どうか自宅に訪ねてくれという手紙にまたしてもうんざり。つながりなどなきに等しい遠い親戚「フレッド・メリヴェル」の娘が、どんな用なのか? どうせ金の無心か頼み事に決まっている。彼はそんな手紙をやすやすと受けとったトレヴァーに腹を立てるのですが、そのトレヴァーがうっとりとした表情で美しいミス・メリヴェルの妹を描写するのを聞き、かすかに興味を引かれます。

 その後まもなく姉のルイーズが娘を連れて訪ねてきてしっこく舞踏会を催せと迫り、同じ日に「ルクレティア・ドーントリー」までが娘「クロエ」のために舞踏会を催してくれと、やんわり頼みこんでくる始末。

 まもなくミス・メルヴェルを訪ねると、彼女にも妹「カリス」のために舞踏会を催してくれと言われて、またもうんざり。その頼みを断ったものの、かれは「フレデリカ」と名乗ったその娘の率直な話し方と、おおらかさ、温かい笑みに好感を持つのでした。結局アルヴァストークは、フレデリカの妹カリスの美しさに胸を打たれ、しつこくねだる姉といとこのルクレティアの娘をデビューさせるためと称して舞踏会を催し、このふたりに自分を悩ませた仕返しをしようと思いつきます。まもなく彼はフレデリカに、そしてしだいに自分になつくようになったその弟たちにも関心と愛情を持つようになるのですが、肝心のフレデリカは彼に友情しか感じてくれずーーーーーーー。』

 

 

 

 

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