想いあふれて

リサ・クレイパス 著 想いあふれて

 

 原題は、”Someone to watch over me" です。ボウ・ストリート・シリーズの第一巻目です。

 ボウ・ストリート・シリーズとは、ロンドンのボウ・ストリート治安判事事務所からきています。ボウ・ストリート治安判事事務所はイギリス初の警察署であり、裁判所も併設していました。

 訳者あとがきより

 『舞台は1830年代後半のイギリス、ロンドン。ヒーローはボウ・ストリートも捕り手の中でも一番のやり手といわれる「グラント・モーガン」。少年時代に愛する者をすべて失った彼は、彼らを救う事ができなかった自分を責め、いわばその償いとして、自らの命すら顧みずに市民を救う捕り手の仕事に没頭しています。そしてヒロインは、ロンドン社交界で知られぬ者はいない美貌の高級娼婦「ヴィヴィアン・デュバル」。凍てつくように寒い冬のある晩、何者かに襲われてテムズ川で溺れかかり、すんでのところで救出されたヴィヴィアンは、頭部を殴打されたために記憶を失っていました。彼女を救出したグラントは、記憶喪失を利用して彼女への復讐を企みます。実は二カ月前に舞踏会で出会ったとき、ふとしたきっかけでヴィヴィアンに根も葉もない噂を広められ、自尊心をひどく傷つけられたグラントは、チャンスがあれば仕返しを狙っていたのです。

 グラントは彼女を自分の家にかくまい、事件の解決を目指すと同時に、彼女への復讐も遂げようとするがーーーーーーーーー

 

 私は大変面白く読みました。

 

 

 

 

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