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権力闘争がわかれば中国がわかる

福島香織 著 権力闘争がわかれば中国がわかる

 

 2012年秋、習近平政権が成立した当初、『習近平尖閣諸島を奪うつもりだった』らしい。まさか、と思う人が大半だろう。作者も、中国の政府も解放軍にも、そのような実力はない、と考えている。だがそう口にすることが、権力闘争の意味をわかれば納得できる。2012年9月13日付けの習近平の手紙に書いてあるそうだ。

 中国の権力闘争は、多くの人民を巻き込み、ときに外国を巻き込む甚だはた迷惑なものである。日本人としては、中国でビジネスをやるにしても、あるいは国家として外交戦略を考えるにしても、共産党内部で起きている権力闘争の構図がわかっていないと、手痛い目にあう。反日デモが突如巻き起こるのも、日中友好ムードが急に盛り上がるのも、中国の権力闘争を中国内政の問題だと軽く見るわけにもいかないだろう。しかも、習近平政権になってからは、権力闘争は急激に激化している。

 中国人エリートの汚職とは、中国の伝統的なファミリー観と『関係(グワンシ)』と呼ばれる独特の人間関係を揺籃にとめどなく広がる、文化であり宿命だ。一族友人にまで栄達の果実を分け与えた立派な成功者となるか、一族郎党で利権を独占した腐敗者と断罪されるかは、政治の問題であり、権力闘争の結果である。

 

 以下具体的な権力闘争の状況、結果を詳細に、具体的に記述されている。一読の価値あります。

 

 

 

 

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