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凍土の密約

今野 敏 著 凍土の密約(倉島警部補シリーズ -3-)

 

 倉島警部補シリーズの第三巻です。大変 面白く、前作と同様に、一気に読めました。

 「倉島達夫警部補」は「上田晴信係長」に呼ばれた。『すぐに、赤坂署に行ってくれ。殺人の帳場が立った。公安三課も行っている。公安総務課からのお達しだ』

 公安三課は、右翼を担当している。倉島の所属している外事一課との組み合わせは、街宣右翼ロシア大使館の関係を連想させる。

 特捜本部で、捜査会議が始まる。被害者は、韓国系の在日コリアン右翼団体の幹部である。鋭利な刃物による刺創および切創である。倉島の知らない男である。

 倉島は関係ないと考えて警視庁に戻って、上田係長に報告した。『何故、戻ってきた。公安総務課から来た指示は、警視庁の警備企画課だろう。名指しだ。』 倉島は再び赤坂署に向かった。

 鋭利な刃物による傷は、二か所で、それが致命傷になっている。鮮やかな手口はプロの犯行だ。

 倉島は情報収集の為に、ロシア大使館の「アレキサンドル・セルゲイビッチ・コソラポフ」と面談する。コソラポフは心当たりがあるようだ。さらに倉島は情報源の一人である暴力団の組長「高橋良一」と面談し、理論右翼の大物「大木天声」につなぎを依頼した。

 さらに、ロシアとの密貿易を資金源にしている指定団体の幹部が、同様な手口で殺される。背後から心臓を一突きである。二件のコロシの実行犯はプロで、同一犯の可能性が高い。鑑識の結果、同じナイフであった。

 倉島に大木から連絡があり、会いに行った。----- 

 

 

 

 

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