まだ見ぬあなたに野の花を

ジュリア・クイン 著 まだ見ぬあなたに野の花を

 

 原題は、”To Sir Phillip with Love" です。”Bridgertons” ブリジャートン・シリーズの第五作目です。本作では、次女である「エロイーズ・ブリジャートン」の結婚がテーマである。

 この第五作は、中だるみですね。今まで読んだ、”Bridgertons” ブリジャートン・シリーズではもっとも面白くないです。

 訳者あとがきより

 『1824年5月の晩、ロンドンの社交界で屈指の人気を誇るブリジャートン子爵家の次女「エロイーズ」はひとり舞踏会を抜け出し、誰にも行き先を告げずに、グロスタターシャーに住むまだ見ぬ男性のもとへ馬車を走らせた。この一年、ひよんなことから文通を始めて、数々の手紙でたわいない日常のあれこれをやりとりしてきた相手。もともと手紙を書くのが好きなエロイーズにとってはとりたてて意識していた男性ではなかったのだが、無二の親友「ペネロペ」の結婚をきっかけに、にわかに花婿候補として興味を惹かれはじめ、とうとう大胆な訪問の計画を決行したのであった。

 いっぽう、当の男性「サー・フィリップ」はちょうど一年前に妻を亡くし、植物の研究に励みつつ、八歳の双子の育て方に悩んで、新たな母親になってくれる女性を切に求めていた。

 そんなふたりが、互いに勝手な想像を思い描いたまま、グロスタターシャーのフィリップの屋敷で対面を果たす。-----』

 

 

 

 

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