恋心だけ秘密にして

ジュリア・クイン 著 恋心だけ秘密にして

 

 原題は、”Romancing Mister Bridgerton" です。”Bridgertons” ブリジャートン・シリーズの第四作目です。本作では、三男である「コリン・ブリジャートン」の結婚がテーマである。

 「ペネロペ・フェザリントン」はその日もたびたび訪れていたブリジャートン家に赴き、「エロイーズ・ブリジャートン」、その姉妹たちレディ・ブリジャートンとお茶の時間を楽しんだ。ペネロペは一人で帰ろうと玄関扉を出ようとしたとき、話し声を耳にした。ブリジャートン家の男性たちの声だった。コリンは『ペネロペ・フェザリントンと結婚することはありえない!』と思いやりのない声をあげた。『ああ!』と思わず漏らした甲高い声に、ブリジャートン家の三兄弟が驚愕の表情で振り返り、ペネロペは、間違いなく、生涯で格別につらい五分間になると覚悟した。----

 訳者あとがきより

 『十一年前、十七歳のとき、ペネロペはコリンに恋をした。とうてい叶わない恋と知りながら、彼を想いつづける。コリンが独身でいるかぎり、あきらめをつけることはどうしてもできなかった。時は流れ、社交界にデビューして十一年目のシーズンがめぐってきた。ペネロペはオールドミスとなる。コリンも独身で世界中を旅していた。

 そんな折、長らく話題を振りまいていた謎のゴシップ記者、「レディ・ホイッスルダウン」の正体が賭けられ、社交界ではいっきに正体が探しが過熱する。----

 

 シリーズ前半四作の結集篇ともいえる作品となっています。』

 

 大変面白いと思います。広く一般受けはしないでしょうが。

 

 

 

 

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