放蕩貴族、愛を知る

キャンディス・キャンプ 著 放蕩貴族、愛を知る

 

 原題は、”So Wild A Heart" です。2002年に出版されています。

 ザ・アインコート三部作の第一弾です。私には大変面白かったです。

 年代が書いていませんでしたが、リージェンシー物でしょうね。英国貴族とアメリカ人の大富豪の娘の話です。リージェンシー物独特の出だしです。いきなり唇を奪うという展開は何度も読んでいます。でもここからは例を見ない展開です。

 訳者あとがきより

 『レインヴァンスカー伯爵「デヴィン・アインコート」は、いきなり訪れた母と妹に、伯爵家を救うためにアメリカから来た女相続人と結婚するよう迫られる。歴代の伯爵の浪費により破産の危機に瀕している。しかたなく夕食会に行く約束をするも、植民地からきた田舎娘と結婚する気など、彼にはまったくなかった。膨大な財産があっても、アメリカで結婚相手を見つけられない女性は欠点だらけに違いない。友人との話が長引き、夕食会に遅れる。

 一方、アメリカ娘「ミランダ・アップショー」も娘をイギリス貴族と結婚させ、美しい大邸宅を自分たちの手でよみがえらせたいと願う父親から、伯爵夫人の夕食会に一緒に行ってくれと懇願されて、しぶしぶ承知してしまう。賢い投資家で自分の資産も持つミランダが、金目当てで結婚を望む貴族に魅力を感じるとはおもえません。』

 

 

 

 

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