作者は一度書いた事を何度も繰り返し書く習性があります。彼の著書すべてに、同じことが書かれているのではないでしょうか。
『幻影の天守閣』は、2004年に出版され、2015年に新装版として発行された。
江戸城には天守閣がない。もちろん当初はあり、その後二度建て替えられて(壊して建て替えた)、最後の天守閣は、明暦の大火で焼失し、再建されていない。しかし番をすべき天守がないのに、御天守番という役がある。
「工藤小賢太」は小普請組を抜け出して御天守番になった。初めての宿直で、曲者を発見した。小賢太は三人を倒したが、同時に見回っていた「磯田」は斬られた。自宅待機を命じられていた小賢太に大留守居「北野薩摩守」から呼び出しがかかる。こうして小賢太は、薩摩守の手の者になる。-----
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