歯は残せ(知らないと怖いインプラント)

磐田有弘 著 歯は残せ(知らないと怖いインプラント

 

 まず、自分の歯を残すことが重要としている。治療した歯があっても出来るだけこれ以上悪くしない事が重要としている。この為、歯の磨き方を懇切丁寧に教えている。

 小さな虫歯であっても、ラバーダム防湿、う蝕検知液を何度も使う。そして金属の詰め物をする。これをしっかりやってくれる歯医者を探すことが重要である。これには、一回、30分~1時間かかる。奥歯の場合には、2~3時間かかる。

 神経を残してクラウンをかぶせることが大事。

 

 現在の歯科では、健康保険診療のみで、医院経営の点から一日25人の患者が必要であり、一人当たり15~20分になる。大学病院では、一人当たり1時間確保されていることが多いが、新人や研修医が多く、診察にばらつきがある。

 要するに丁重な治療には時間がかかるという事である。

したがって歯科医選びがきわめて重要になる。

 

 インプラントに於いても、大学病院では、口腔外科、麻酔科、補填科、放射線科からなるチームで、一人の患者の治療にあたる。個人の病院で、CTもない所では十分な治療はできない。

 インプラントにはデメリットがある。また最終的な処置である。他の方法を検討してからでも遅くない。

 

 

 

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