志川節子 著 花鳥茶屋せせらぎ
鳥にかかわる職につきたいと「勝次」が言うのを聞き、勝次の父親は、勝次の手習いの師匠に紹介された仁王門前町にある花鳥茶屋「せせらぎ」内にある飼鳥屋の鳥かごをこしらえる親方の所に修行に出した。
せせらぎには、休み処の茶汲み娘で勝次を同い年で、幼馴染で、下谷車町にある裏長屋で生まれ育った「ひなた」が務めていた。
ひなたの兄「耕太」は、父「徳松」の許で眼鏡(レンズ)の職人として修行している。
耕太の手習い所仲間であり、小間物屋の惣領息子である「清一郎」、この四人が主人公である。
勝次の日々の出来事を中心に話が進む。
話の展開に、ありえない人物(元藩主)が登場したりするし、展開自体もぬるま湯につかた様に感じる。
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