初恋よ、さよならのキスをしよう(柚木草平シリーズ-2-)

樋口有介 著 初恋よ、さよならのキスをしよう(柚木草平シリーズ-2-)

 

 大変面白いです。前作と同様です。以前も書きましたが、1992年が初版ですが古臭さは全くありません。携帯電話が登場しないことだけです。

 「柚木草平」が一人称で見た感じをそのまま書いています。今回は愛人の警視は登場せず、高校時代の同級生が主役です。

 柚木が高校時代に初恋の人であった「卯月実可子、現在は永井実可子」と、柚木が娘「加奈子」と行ったスキー場で、二十年ぶりに再会する。談笑し、名刺交換し別れる。娘から非難の視線を浴びて別れる。

 一月後、永井実可子の姪「早川佳衣ケイ」から電話があり、永井実可子が殺されたので、会いたいと電話がある。佳衣も大変な美人である。実可子は何かあれば、この人に相談しなさいと言い、柚木の名刺を、加奈子の娘「梨早」に渡していた。

 警察では強盗殺人事件と見ているが、柚木は、同窓生の中に犯人がいると確信する。

 

 

 

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