潮流(東京湾臨海署安積班-11)

今野 敏 著 潮流(東京湾臨海署安積班-11)

 

 安積班シリーズの十一冊目です。まずまずの出来です。

 今回のテーマは、東京湾臨海署管内の別々の場所で、相次いで救急搬送された患者が出た。そしてその日のうちに死亡した。検査の結果、伝染病の疑いは亡くなったが、毒蛇に咬まれた症状に似ていた。死亡原因が良く判らず解剖することになった。

 解剖の結果、リシンという毒物が検出された。バイオテロも疑わる。

犯人らしき人物から、臨海署宛に犯行メールが入る。毒殺の様だ。

 安積は、犯行メールが臨海署宛だという事に注目し、過去扱った犯罪を調べ出す。その結果、安積が担当した事件が浮かびあがる。冤罪の可能性が出てきた。

 

 

 

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