晩夏(東京湾臨海署安積班-9-)

今野 敏 著 晩夏(東京湾臨海署安積班-9-)

 

 安積班シリーズの九冊目です。この巻は面白いです。

 今回は、「安積剛志」は東京湾臨海署刑事課の強行犯第一係長、警部補の親友である交通機動隊小隊長の「速水直樹」、それと捜査一課からきた「矢口雅士」刑事が主役である。

 羽田沖で漂流しているクルーザーから絞殺死体が見つかる。安積班が臨場する。船室には鍵がかかっていた。捜査本部ができた。殺されたのは船の所有者「加賀洋」で、IT関連の会社を経営している。安積は矢口と組むことになった。矢口は直属の上司も、手を焼いている人物であった。

 同じ日に新木場でも殺人事件が起きる。こちらも東京湾臨海署に捜査本部が設置された。殺人犯の参考人として速水直樹が身柄を拘束され、捜査一課の取り調べを受ける。速水は捜査一課の取り調べには何も話さず、安積が呼ばれる。

 

 

 

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