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ライアー

大沢在昌 著 ライアー

 

 ありえない設定と思いますが、小説としては面白いです。

 「私」は研究所の所員で、今は上海に居る。指定暴力団の組長をホテルの自室で殺す為である。組長を事故に見せかけて殺した後、遺漏がないか室内をチェックしていた所、不意にドアが開いた。『何だ?! お前』組の若頭が、日本語で叫んだ。上海の新興暴力団首領は『この人は、組長を殺したのかもしれない。』と言った。『私は外務省の人間です。総領事の指示でここに来ました。』上海の首領が中国語で何ごとかいった。私は頷き、バックから拳銃をとりだし、首領の顔を撃った。若頭は浴室へ逃げた。私は拳銃を部屋に置き、エレベーターでロビーまで下りた。ロビーは公安局の制服を着けた警官で埋めつくされていた。奈々は連行される。

 拘束されて二時間後、公安の刑事は『組長は事故で死に、若頭が、上海の首領を殺害した。それでオーケーですか。オーケーといえ。でないと帰れない。』と言い、私は釈放された。

 

 わたしは研究所にスカウトされた。研究所から別の名前、偽りの経歴を、わたしは与えられていたので、大学の助教授である「神村洋祐」と結婚し、「神村奈々」となった。小学校五年生の息子がいる。

 研究所は、日本国にとって有害な人物を、海外で事故に見せかけて殺すのを仕事としている政府機関である。

 

 物語にはまだまだいろんな仕掛けがあります。楽しめます。

 

 

 

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