リストランテ アモーレというカウンターだけの小さなイタリアレストランでシェフを務め「杏二」、サービスを担当する杏二の姉「偲」が主人公である。
このシェフ、男前で女性に非常にもてる。姉から見ても、弟を男として愛さなくてはならない女たちのことを気の毒に思う。毎晩違う女性と寝ている。それもほとんどお店の客である。
杏二、その相手の女性、偲、章ごとに一人称が変わるが、杏二と偲が中心である。
章の初めに、『本日のメニュー』として、魅力的なメニューが記入されているが、密接な関係はない。
読んで面白いが、軽いお話であるというのが読書感。
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