化合

今野 敏 著 化合

 

 本書の初出は、2009年11月~10年6月の新聞小説です。

 ST 警視庁科学特捜班シリーズが始まる前の話です。しかし執筆時期はもっとも新しいが、物語の時系列ではさも古い時期となる訳です。

 「三枝俊郎」は四十代前半の警部補である。「菊川吾郎」は三枝と組んでいる。警視庁捜査一課に所属している。

 板橋署管内で殺人事件があった。捜査一課も出動した。刑事調査官も臨場した。そこへ、異例なことに、「烏山亮」検事が現れた。

 捜査本部が設置される。烏山検事が捜査本部を指揮し、自分の推論を元に犯人を特定し、自白させようと必死になる。

 菊川がコンビを組んだ板橋署の部長刑事「滝下洋造」は、当初やる気のない仕事ぶりであったが、後半俄然変化を見せ、烏山検事の誤りを覆し、冤罪を防ぐ。

 

 

 

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