果断(隠蔽捜査-2-)

今野 敏 著 果断(隠蔽捜査-2-)

 

 隠蔽捜査の第二作目です。これも面白いですね。一気に読めました。

 大森署に赴任した「竜崎伸也」警視長は、家族と共に、署長用の官舎に移る。長女「美紀」は就職活動をしている。長男「邦彦」は浪人している。

 公園の落成式に出席する途中で、高輪署管内で強盗事件が発生し『緊急配備』が発令される。竜崎は直ちに署に戻る。竜崎はすべての情報を署長室に集約するように指示する。どこかの小料理屋で喧嘩があったという知らせを受ける。竜崎は緊急配備が終わってから、事後確認をするように指示する。

 約一時間後に犯人グループの二名の実行犯が身柄確保される。竜崎はそれで良しとしたが、副所長と交通課長が来て、二名の実行犯は、大森署の配備をくぐり抜けて、それを確保したのが本庁の機動捜査隊であり、署の失態が、方面本部の管理官の怒りを買う事になると言う。事実、第二方面本部の野間崎管理官が乗り込んでくる。竜崎は、「伊丹」刑事部長に電話して、野間崎を帰す。

 竜崎は、小料理屋の喧嘩が気になり、フォローする様に言う。

その小料理屋で発砲事件が起こる。強盗犯の残り一名が人質を取って立てこもりしていると判る。大森署に指揮本部ができる。伊丹が本部長として来る。竜崎は現場へ行く事にする。

 現場には捜査一課特殊班(SIT)がいた。竜崎は大森署はSITの指揮下に入ると言う。店に電話をするが誰も出ない。そこへ第六機動隊の第七中隊(SAT)が着く。SATは主導権を欲しがる。

 

 

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