無間人形 -新宿鮫 Ⅳ -

 大沢在昌 著 無間人形 -新宿鮫

 

 本書は『直木賞』受賞作である。筆者は本書により直木賞作家となったのである。

「鮫島」は、アイスキャンディという錠剤となっている麻薬(シャブ)を売っている少年を逮捕した。この末端の密売グループにアイスキャンディを供給している「筈野」という男の逮捕状を請求したが、更にその先を探るべく監視を続けていた。逮捕状の期限が切れた時、筈野は動いた。高速道路を出てUターンし、パーキングエリアで、筈野はライトバンから白いビニール袋を持って出てきた。筈野は自分の車でパーキングエリアを出た。鮫島は、ライトバンを見張っていた。そこへ鮫島の車のウインドウをノックする男がいた。麻薬取締官の「塔下」である。ここから立ち去って欲しいと要望される。この取引は、麻薬取締官事務所の監視下であった。鮫島は別なルートから捜査を続ける。

 終盤では、鮫島の恋人「晶」が、地方ツアーの帰りに昔のバンド仲間でライブハウスの店長をしている「国前耕二」に会いに行った際に監禁される。鮫島は晶を助けに行く。

 

 

 

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