アンの愛情

ルーシィ・モンゴメリ 著 アンの愛情

 

 原題は、Anne of the Island です。赤毛のアンの第三巻です。

 今回は、平成二十年二月(2008年)発行、平成二十一年二月(2010年)第四刷、新潮文庫村岡花子 訳で読みました。村岡美枝、恵理による改訂版です。字が大きくて読み易いです。しかし改訂により、流れは悪くなっているようです。もっとも改定前を読んでいないので確かではありませんが。

 「アン」は、十八歳になっている。キングスポートにある大学 レドモンドへ行く。アヴォンリーでは初めて大学に行く娘になる。クイーンズ時代からの友人である「プリシラ・グラント」と一緒に下宿する。そして「フィリッパ・ゴードン」という友人を得る。

 アンは、次から次へと結婚を申し込まれる。友人の「ジェーン・アンドリュース」から兄「ビリー」にかわり申し込まれたり、学友の「チャリー・スローン」、親友の「ギルバート・プライス」、「サム」、「ロイ・ガードナー」に申し込まれたがすべて断る。

 三年生からは、クイーンズ時代からの友人である「ステラ・メイナード」とプリシラ、フィリッパとパティの家を借りて生活する。

 大学を卒業し、アヴォンリーに帰ったアンは、ギルバートに再び申込みされ、承諾する。

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[追記]

 松本侑子 訳(集英社文庫)で、ほんの少しだけ読み比べました。村岡花子 訳 の方がずーと読みやすいです。原文との比較はしていませんが、松本侑子 訳 の方が直訳に近く、村岡花子 訳 の方が意訳に近いと思います。

 

 

 

 

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