絆回廊-新宿鮫 Ⅸ -

大沢在昌 著 絆回廊-新宿鮫 Ⅸ -

 

 新宿鮫の最新刊です。といっても 2011年6月初版発行です。本書も面白いです。 

前作で、「鮫島」と因縁のあった「香田」が去った筈であったが、再び登場する。今回は内閣情報調査室の下請けで、公安や公調の選抜者で構成される研究会に所属している。内調は公安のエリート街道であり、室長は警察庁長官に次ぐ警察キャリアの頂点である。

 鮫島は、ベテランの売人「露崎」が薬の受け渡しをするのを、偶然に目撃する。薬を預けている人物を守りたくて、警官を殺すために、拳銃を探している男がいると、露崎は鮫島に言う。そしてその男を見かけたら連絡すると告げる。

 鮫島は警官殺しを未然に防ぐために、必死で捜査する。この過程で、中国人とも日本人とも言えない警官への暴力をも躊躇しないグループがあるのを攫む。

 タラネバですが、渋谷警察が、鮫島の恋人「晶」がリードヴォーカルである人気バンドにクスリがらみの内偵をしている事を知る。そしてバンドのメンバーがクスリをやっていて逮捕される。晶は鮫島を守る為に、鮫島とは半年前に別れている公表する。

 

 

 

 

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