警官の条件

佐々木譲 著 警官の条件

 

 本書は『警官の血』の続編である。本書の初めは『警官の血』の最後の場面を繰り返している(様だ)。「安城和也 巡査」が潜入捜査で、直属の上司である「加賀谷仁 警部」の服務規程違反を、警務部に報告し、加賀谷警部が捕えられ裁判となる。加賀谷は一審では有罪となるが、二審では無罪となる。加賀谷は、警察関係の内部情報、また暴力団関係の内部情報も一切洩らさなかった。

 和也は警部に昇進した。33歳である。組織犯罪対策部一課二係の係長として赴任する。組織犯罪対策部内では、各課の縦割り組織で情報の共有ができず、ばらばらの捜査となり、成果を挙げられずにいた。

  三浦半島で釣り船屋をやっていた加賀谷が警部として復帰する。

 

 まずまず、面白いです。

 

 

 

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