暗黒旅人

大沢在昌 著 暗黒旅人

 

 「新宿鮫」で有名な大沢在昌の作品である。「本当に売れない本で困っているです」と筆者が語っていると巻末の解説に書かれています。

解説に書かれていた筋書きをそのまま記します。

 小説家志望の「御岳」と女優の卵の「由子」は、共に実りなき人生に疲れ、自らの命を絶とうと樹林の奥に分け入った。だが、製紙の間で不思議な老人と出会い、望みの実現と引き替えに謎の「使命」を授けられる。それから九年、それぞれの道で成功を収めながら、老人との約束に従って由子と別れて暮らす御岳を、雨の洋館に佇む女の映像が繰り返し襲う。これがついに訪れた「使命」なのか? 御岳は何かに導かれるまま、北へ車を駆った。

 上手くまとめていますね。さすがプロです。

 オカルト・ホラーです。

半分ぐらいまでは面白かったですが、私の好きなジャンルの作品ではありませんでした。いわゆる現実感が乏しいのが嫌です。

 

 

 

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