風祭

平岩弓枝 著 風祭

 

 昭和58年(1983年)雑誌に連載されてたのが初出である。

軽いミステリーではある。読書感も軽い。殺人事件であり、犯人はこれまで何人もの人を殺している。

 主人公は、新蔵三重子で、二十歳の時に外交官であった父を亡くし、母とも死別している。四十歳になっているが、十歳以上若くみられる。父の遺産もかなりあったが、叔母の残してくれた遺産も十数億ある。歳を感じさせない美貌、素直な人柄、語学に堪能であり、更に遺産まである。その彼女が犯罪に巻き込まれ、危うく死にかけるのである。

 

 

 

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