政界汚染ー警視庁公安部・青山望 2 ー

濱 嘉之 著 政界汚染 警視庁公安部・青山望 2 ー

 

 警視庁公安部・青山望の第二弾です。前作と同じ様な仕上がりです。

今回は参議院議員選挙比例区の次点となった候補者をめぐる話です。この候補は最下位当選者の交通事故により、繰り上げ当選する。この交通事故や、選挙責任者が行方不明になったり、金を要求していた都議の交通事故死等不可解な事件が多発する。

 

 

気になる記述があった。

「中国国内ではインターネットの閲覧制限敷かれている。これは電子監視所があり、電話やインターネットだけではなく、世界中の無線電波を監視する中国版エシュロンが存在している。偵察衛星で確認すると青海省甘粛省チベットに巨大なパラボラアンテナが設置されている。中国は国民を完全に監視しないと政府を維持できない。そこで国内向けに製造された装置にはスパイチップが組み込まれている。華正情報通信が製造する設備・機器には情報収集機能を備えたスパイチップが組み込まれている。そして遠隔操作で機密性の高いネットワークに侵入することができる。さらに中国国内で用いられる全てのPCには中国政府が推奨するファイリングソフトをインストールしなければならないことになっている。このソフトがスパイウェアとして機能も有しているとしたら、二重三重のスパイウェアがPCに仕込まれたことになる。このことは諸外国の研究者によって公表されている。華正情報通信では同じ製造ラインで製造した各種電子機器を輸出している。わざわざスパイチップを外す手間をかけるとは思えない。」

 

 

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