敬恩館青春譜 -1- 君がいれば

米村圭伍 著 敬恩館青春譜 -1- 君がいれば

 

 幻冬舎 時代小説文庫から出ています。

 千歳藩の僻村で 大月寅之助と矢島小太郎は、安達尽斎が教える手習い所に通っている。寅之助は元服前だというのに背丈は五尺を越え、体つきもがっしりしているが、学問には全く身が入らない。一方、小太郎は体がひ弱なだけでなく、気も小さいが、学問は大好きであり優秀である。そして二人は親友である。

 二人は双方の両親が反対するが、新設の藩校 ”敬恩館” に進学する。両親の反対した理由は、二人のいずれかが藩主のご落胤であり、それを秘して平凡な人生を送らせたいと考えていたからである。二人は敬恩館で刺客に襲われる。

 

 ここまで終りになる。面白いと思いました。

巻末及び解説を読むと、本書は「青葉耀く 敬恩館風雲録(上)」を改題したものであり、2015年2月には第三巻目が刊行される事を知る。

 

 ただちに 「青葉耀く 敬恩館風雲録(下)」を借り出した。

(下)は(上)ほど面白くありませんでした。(上)の続きという感じです。

 

 

 

 ✰✰✰(上)

 ✰   (下)

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