騒擾の発

上田秀人 著 騒擾の発 -お髪番承り候 八-

 

 寄合旗本三千石の三男である賢治郎は、四、五歳のころから将軍 家綱の幼馴染としてお花畑番として出仕し、起居をともにしていた。不仲だった兄 主馬が家を継いだとたん、賢治郎はお花畑番を辞さされ、はるかに格下の御室家へ婿養子としてだされた。もっともそれが幸いし、将軍の身の回りを世話をする格の低い小納戸役の月代御髪役に就けた。こうして賢治郎は、将軍家綱の耳目(ジモク)となる。

 将軍 家綱には子供がいない。この跡目をめぐる争いが、物語の中心である。

 

妾屋シリーズよりは、こちらの方が面白いと思うが、奥右筆のレベルではない。

すぐに読み終えてしまう。手ごたえが、いまひとつ無い。

妾屋昼衛門女帳面の 五、六、お髪番承り候の 七、八 の四冊が半日で読めました。

 

 

 

 

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