乙川優三郎 著 脊梁山脈
面白い。ただ、後半やや物語と関係のない記述が多いように思った。
矢田部信幸 は福島県費生として上海に行く。そして現地で入隊する。敗戦により故郷に帰る車中で 小椋康造男に親身に助けられる。
東京に着いた 矢田部信幸 は上野駅で置き引きにあい困っているところを 佳江 に助けられる。
これまで音信のなかった、信幸の叔父 後藤雅郎から連絡がきて、膨大な遺産を相続する。働く必要のなくなった 信幸は木地師、小椋康造 を探すうちに木工に興味をもつ。
小椋康造男、更に、木地師たちがたどった道筋から、この国のなりたちにまで関心が及ぶ。
佳江、佳江に紹介される学芸員 高村久志、旅の途中で出会う、木地師の娘 多希子らによって話は進んでゆく。
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