書店ガール 3

碧野 圭 著 書店ガール3

 

 題名通り、三巻目である。

 副主人公 小幡亜紀 は新興堂書店吉祥寺店の正社員で中堅である。この四月で三十歳になっていた。四月に育児休暇を終えて仕事を再開した。担当していた文芸から、ビジネス・資格・経済書の担当になった。慣れない担当書、文芸のように楽しめない。それに息子の突然の体調不良等に悩まされている。

 主人公 西岡理子 は、吉祥寺店の店長であり、この四月からは東日本地区を統括すエリア・マネージャーを兼務することになった。今は、仙台にある櫂文堂に来ている。櫂文堂が、新興堂書店の傘下に入ることになり、そのテコ入れの為だ。店長代理の沢村稔とは気楽に話せる雰囲気になれない。会社を乗っ取られた気持ちなのだろう。

  話は紆余曲折してゆくが、

理子の発案で、震災フェアをやることになり、亜紀が担当し成功させる。亜紀は育児を優先し、本部のMDに転勤する。

 

 

 

 

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