大阪国際室内楽コンクール

f:id:threeDEW:20140520221735j:plain

 

 三年おきに開催される大阪室内楽コンクールも今年で八回目です。

ひと月前に、前回優勝したアタッカ・クワルテットの演奏会がありましたね。

5月13日から21日まで連日行われています。審査委員長は、堤 剛 、審査委員には、ハーゲン・クァルテットの2ndヴァイオリンのライナー・シュミット、解散した東京クァルテットの1stヴァイオリンのマーティン・ビーヴァー等です。

19日は一次予選、二次予選を通過した団体の演奏です。午前11時から午後9時まで、全部は聞けませんので、最後の4団体を聴きました。

 トリオ・ラファールの Schubert 少し荒っぽいかなと思いましたが、結果的にはこの団体がピアノ・トリオ、ピアノ四重奏部門の優勝でした。

 ヴァスムート・クァルテットとアルカディア・クァルテットは、二曲とも同じ曲を演奏したので比較しやすかったです。アルカディア・クァルテットの方が、ずーと綺麗で、スムースで、破綻のない演奏でした。カヴァレリ・クァルテットは先の団体がBeethoven を演奏したのに対して、Schubert「死と乙女」を演奏しました。曲が違うので甲乙つけがたく感じましたが、演奏の勢いの点からカヴァレリ・クァルテットの方が良いかなと思って会場を後にしました。結果は、アルカディア・クァルテットが優勝でした。破綻の全くない、綺麗な演奏が評価されたのでしょう。

 

 

 

 

===================================================================

===================================================================