裁きの鐘は

ジェフリー・アーチャー 著 裁きの鐘は クリフトン年代記 第三部

 

 バリントン対クリフトンの一件(どちらがバリントン家の財産、肩書を引き継ぐか)については、賛成、二百七十三票、反対、二百七十三票が上院の投票結果であつた。賛否同数の場合は大法官が裁定を下すことになっていた。彼は「正当な継承者はジャイルズ・バリントンである」と決めた。この結果、ハリーはエマと結婚した。しかし彼等はセバスティアン・アーサー・クリフトンを唯一の子とすることにした。

 ジャイルズにガールフレンドが出来た。ヴァージニアである。彼女は美人であり、有力者を親類縁者に持っていたが、良くない女性であった。

 セバスティアンは一人っ子で遊び相手がいなく面白くないと考えたエマは養子をを迎えることにした。エマの父親ヒューゴーが亡くなった夜、会長室で見つかった赤ん坊、ジェシカの行方を探しだした。ジェシカを養女とした。父親の遺児である。

 ハリーは新著の宣伝の為アメリカに渡った。新著は、ベストセラー・リストの十四位になった。エマはアメリカのスタンフォード大学の学部生として、英国で通信教育を受けることにする。

 ハリーとエマの息子、セバスティアンは、フィッシャー少佐のせいで、ブリストル・グラマー・スクールに行けなくなる。ビーチクロフト・アビーに行く。

 エマの母親エリザベスは死の直前に遺言状を変更した。ジャイルズの婚約者ヴァージニアはろくでもない女である事を理解し、息子には財産を残さなかった。これを知ったヴァージニアは別居した。そしてフィッシャー少佐を利用し、バリントンに復讐をする。ジャイルズの選挙を妨害し、バリントン海運にフィッシャー少佐を送り込み、会社に損害を与えた。

 セバスティアンはケンブリッジ大学の奨学生になる可能性は十分にあるといわれていた。周りからも期待されていた。しかし、夜間に寮のメイドと一緒にいるところを見つかり校長から停学処分と、自宅謹慎をいいわたされる。しかしその後、自宅とは逆方向の車中で、一等の無賃乗車で、煙草を吸っている所を校長にみつかり、ケンブリッジ大学の奨学生は取り消されるとセバスティアンは考えた。そしてロンドンで友人ブルーノを訪ねる。そこで、ブルーノの父親から厄介なことを頼まれる。

 まだまだ続きます。結末は衝撃的で、さらに続編がでることが推測されます。

 

 

 

 

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