神尾真由子 & 大阪フィルハーモニー交響楽団

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 神尾真由子のヴァイオリンを聴きに行きました。熱演でした。大フィルのブログによると、井上道義は、今この曲の一番うまい弾きては神尾真由子と言っています。

 しかし、2012年2月のメンデルスゾーンのコンチェルトに比較してその感動の度合いは低く、感激まではゆきませんでした。また、最近、テレビ放映されていた、彼女がリハーサルでこの曲の出だしを弾いているの聞いた時の感動にも遠く及びません。

 その要因は、ホールの音響にあると思います。ザ・シンフォニーホールに比較して、フェスティバルホールの音響は良くないと思います。

1.空間が広すぎで、且つ横に長い。

2.オーケストラ公演の場合、前列の5列が削除され舞台が広がる。そのため、舞台の全面に位置する、ソリスト、弦楽器群が前面に出て、反射板から外れる。

3.木管楽器のソロは明確に聞こえる。舞台の中央付近の音の抜けは良いようだ。

 

フェスティバルホールでのヴァイオリン・コンチェルトは苦しいと思う。(この秋再びフェスティバルホールウィーンフィルが来て、MozartのK.364をキュッヒルが演奏しますが、聴きに行きたい気がしますが、どんな音がするのでしょうね)

 

ショスタコーヴィチ交響曲第4番、初めて聞きました。やたらと長く、にぎやかな所が多い曲ですね。チェレスタが活躍する曲です。大フィルは、コンチェルトに比較して、十分に練習しているようでした。

 

 初日は満席のようでした。大編成の曲ですごい音響効果がありそれなりに楽しめました。しかし、関西フィルハーモニーのデュメイがやっているように、「古典をしっかり弾く」のがオーケストラの訓練に最適だと思います。

 

 

 

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