恋歌

朝井まかて 著 恋歌

 

 直木賞受賞作ですね。昨年十月書店でみて、図書館に予約し、ようやく借り出せました。予約した時はまだ、直木賞決定していませんでしたが。

 

 幕末、水戸藩の激動を描いた小説です。どこまでが実話で、どこからがフィクションかはよく判りません。

 江戸、水戸藩上屋敷の目と鼻の先にある水戸藩御定宿 池田屋は繁盛を極めていた。その池田屋の手綱をにぎっていたのは女将である。そこの一人娘である 登世は、水戸藩士である 林 以徳(モチノリ)と、お互いにひと目ぼれする。

桜田門外で大老である井伊直弼を水戸浪士が襲う事件が起こる。林 以徳は、その謀事には加わったが、その直前に深手を負い事件に加わっていなかった。

林 以徳は、縁組を申し込んだ。登世は江戸から水戸へ嫁に行く。結婚して三年が経過していたが、水戸藩内における内部抗争はますます激しさを増し、ついに藩を二分する戦いとなり、登世もそれに巻き込まれてゆく。

 

物語はさらに進んでゆく。最後には大きな山場も用意されている。

 

 

 

 

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