マーガレット・ミッチェル 著 風と共に去りぬ(三)
物語が佳境に入ったためか、幾らか読みやすくなった。でも日本の小説に比べると読みにくい。
父と母を頼って故郷タラに帰ったスカーレットを待っていたのは、母の死と最愛の妻を亡くした為に正気でなくなった父、瀕死の病の妹二人、そして北軍兵士に荒らされ、食料のなくなったが焼かれていない家であった。
それらの人に、スカーレットの小さな息子、義妹とその赤ん坊、数人の黒人奴隷を、飢えささないようにする役割をスカーレットが務めなければならくなった。スカーレットはタラの土地を守ろうと決心する。
戦争が終わり、平和が訪れると思ったが、そうではなかった。勝手に釣り上がる税金によりタラを失うかもしれない切際となった。
スカーレットはバトラーに金策を頼みに行ったが失敗し、妹スエレンを好いていたフランクは金持ちとなっているのを見て、彼女はフランクを誘惑しようとする。
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