ルポ「中国製品」の闇

鈴木譲仁 著 ルポ「中国製品」の闇

 

 著者は中国産の入れ歯、義歯の危険性を、毒入りギョーザ事件を例にして説明する。ギヨーザは輸入食品で検査体制ができているが、何も検査されない「雑貨物」扱いで、中国産義歯が輸入されている。

中国では、中国産義歯による健康被害が出ている。ニッケル・クロム合金の質に問題がある。またベリリウムが含有されている。

日本の歯科医師の中には、格安の中国産義歯を仕入れて利幅を上げている人がいる。日本からの発注のほとんどは「まずコストありき」だという。使用する材料の指定はしない。そうして造られたものが「雑貨物」として日本に輸入される。

ドイツの歯科技工所が中国の技工所に発注するときは、使用する歯科材料を指定してくる。ドイツ国内の安全基準をクリアした、ドイツ製の歯科材料に限定されている。

 

 

 

 

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